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自分たちの居場所を求めて・・・!『ヨアケモノ』【3分でわかる!ジャンプ漫画レビュー】

 

 

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時は元治元年(1864)四月——。

とある山の中に、“山犬”の異名を持つ少年達がいた。

その名は“刃朗”と“銀”。

二人は“新撰組”の入隊試験のため京へ来たが、そこには恐るべき相手が待ち構えていて・・・。

 

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©ヨアケモノ
 

『ヨアケモノ』とは

 

週刊少年ジャンプ2014年34号から2014年50号まで連載していたバトルアクション漫画。

作者は芝田優作、単行本は全2巻となっている。

2013年『ジャンプVS』にて、読み切り版の「ヨアケモノ」を掲載後、本誌連載となった。

「新選組」という、固定ファンが多いテーマに加え、幕末という動乱の時代設定など、いい素材盛り込んだものの、その設定が徐々に重しのようになってしまい、残念ながら長期連載には至らなかった。

 

 

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”山犬”の二人

主人公・暁月刃狼(あかつき じんろう)は、親友の暁月銀(あかつき ぎん)と共に、「侍狩り」をし、”山犬”と呼ばれる山賊であった。

二人は共に孤児であり、かつて盗賊の濡れ衣を着せられ、顔に”山犬”と刺青を入れられた過去を持っていた。

 

「一度、世間から外れた人間が自力で何をしようが世の中の連中は認めようとはしねえ・・・」

 

あるとき二人は、そんな自分たちを認めてもらうために・・自分たちの居場所を求めるために、「新選組」への入隊を志願するのであった。

 

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©ヨアケモノ

 

裏切り者・松永主善

新選組の入隊試験を受けるために京へとやってきた二人。

しかし、その日行われるはずであった「新選組」入隊試験は突如、中止になってしまう。

中止の理由は、”幕府の秘密”を持ち逃げし、行方をくらましていた元新選組・松永主善(まつなが しゅぜん)が見つかったためだという。

 

「松永主善の首を取れば、試験無しで”新選組”に入隊できるかもしれない・・・!」

そう思った”刃狼”と”銀”の二人は、さっそく松永の姿を見つけると、勝負を挑むが力の差は歴然・・・。

 

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©ヨアケモノ

 

さらに、松永は不思議な”能力”の持ち主であった。

 

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©ヨアケモノ

 

新選組副長・土方歳三

松永の前に、倒れてしまった銀・・・。

なんとか立ち向かえてはいたものの刃狼も絶体絶命の危機・・・・・・そのとき、一人の男が現れた。

 

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©ヨアケモノ

 

そう、彼こそは「新選組」の副長である土方歳三。

そして、土方もまた松永と同様に、不思議な”能力”の持ち主だった・・・。

 

こうして、土方に助けられた刃狼。

土方は、ひん死の刃狼の姿を見て、「負け犬」となって死ぬか、「狂犬」となって闘い続けるかを問うのであった・・・。

 

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©ヨアケモノ

 

果たして、土方の問いの意味とは・・?

そして、松永と土方の不思議な”能力”とは何なのか??

己の刃で新時代を生きる獣たちの物語が始まったのであった・・・!

 

 

最後に・・・

 

以上、『ヨアケモノ』のレビューであった。

 

忠実に新選組を描きつつも、オリジナル要素も入れるという作者の作品への取り組み方は素晴らしいものだったと思う。

まるで新選組の敗北を意味するような意味深な「ヨアケモノ」というタイトルのセンスも良い。

 

ダメだったところはいくつかあれど、一番の原因は「新選組」の魅力がまったく描けていなかったことだろう。

新撰組への入隊試験が、「ある”能力”を持っている沖田総司に勝たなければ入隊できない」というとても厳しいもので、もちろん入隊者はゼロ。

刃狼も山で過酷な訓練をした後に、やっと沖田総司に勝ち入隊できた・・・という場面が描かれていた。

 

こんなに苦労して入隊したんだから、「新選組はとても良い所に違いない」そう思って読んでいたのだが、入隊するとすぐに強靭な敵のいるところにどんどん送り込まれ、毎回命からがらという、入隊したばかりの新人が担当するとは思えない過酷な任務を課せられるうえ、そのくせそれといったリターンはなし!というブラックぶりだった。

 

そして「新選組」は特に民衆から憧れの目で見られているわけでもない、という悲しさも。

 

もはや「これ新選組に入隊しないほうがいいんじゃない?」と読んでいるこちらが思うほど、新選組に魅力を感じることができなかった。

もっと「新選組」の良さが伝わり、応援できるような要素があれば・・・。

 

キャラクターは個性的で面白いし、バトル描写も迫力があって良かった。

それだけに、何か、もう一歩、二歩・・足らず、という惜しい作品であった。

 

 

 

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