小学5年生の村神哲治(むらかみ てつはる)。
彼は、周囲に絶対バレてはいけない、”あるヒミツ”を抱えたまま、日常生活をしていた。
バレてはいけない”ヒミツ”・・・それは、”1位になると体から金が出る”こと。
しかし、哲治のクラスの担任はナゼかそのことに気づいていて・・・。
『ゴールドキッド』とは
週刊少年ジャンプ2019年10号に読み切り掲載されたギャグ漫画。
作者は長田憲之介。
平成30年度、「マタギと学生」にて赤塚賞準入選を果たした少年ジャンプ期待の作家である。
ここがオススメ!
小学5年生・村神哲治
小学5年生の村神哲治(むらかみ てつはる) には、絶対に周りにバレてはいけない、ある”ヒミツ”があった。
それは、”1位になると体から金が出る”ということ。
登校1位、テスト1位・・・とにかくあらゆる”競争”で1位になれば、お構いなしに体から金が出てくるのだ。
哲治にとっては、普通の日常生活を送るためにも、絶対にバレてはいけないことだった。
”ヒミツ”を知る人物
しかし、ナゼだかその”ヒミツ”を知る人物がいた・・・。
それは、哲治のクラスの”担任”。
どこでそのヒミツを知りえたのかはわからないが、体から出る”金”を狙って、様々な方法で”競争”を仕掛け、哲治に1位を獲らせようと企んでいたのだった。
金を狙う”担任”
先生という立場を利用して、クラスで様々な”競争”を仕掛けては、ヤラセによって哲治に1位を獲らせ、金を奪おうとする担任。
自分のためにも、どうにかその悪だくみを阻止し続けてきた哲治であったが、どうしても”1位にさせたい”担任の妨害工作は止まらない・・・!
果たして哲治は担任の悪だくみを阻止することはできるのか!?
それとも、ヒミツはみんなにバレてしまうのか・・・!?
最後に・・・
以上、『ゴールドキッド』のレビューであった。
「赤塚賞準入選作家が早くもジャンプの読み切りに登場」と煽っていただけに、期待していたのだが、理路整然としていないものが出来上がってしまっていた感じがした。
まあギャグ漫画なんだし、そんなことは言ってはいけないのか。
やることやることがシンプルにバカに直結していて、いかにもギャグ漫画らしいギャグ漫画であった。
あと、担任の”謎の寿司キャラ設定”を最初から最後のオチまで貫き通した姿勢は好き。
ただ、とにかく笑いを取ろうとするところが多くて、読んでいてメリハリがなく疲れる。
出てくるキャラクターにいちいちインパクトとクセがあるから、そこにギャグが負けて薄まってしまっていた感は否めないし、主人公の哲治はボケなのかツッコミなのかよくわからないスタイルだったため、作品の全体的なキレが悪かった印象。
今後に期待。