時計坂高校一年の順菜正太郎。
入学式当日すれ違った美少女・日比野真琴に一目惚れしてしまう。
しかし彼女の後ろ姿を追い、演劇部の部室へたどり着いた正太郎を待っていたのは、なんと体は男で心は女、そして三頭身の部長・徳大寺ヒロミだった・・・。
個性豊かなキャラクターたちが、演劇部を舞台に繰り広げるドタバタギャグコメディ。
『ボンボン坂高校演劇部』とは
週刊少年ジャンプ1992年34号から1995年30号まで連載していたギャグ漫画。
作者は高橋ゆたか、単行本は全12巻となっている。
連載終了後、他紙ながら2001年と2010年に読み切り版が掲載された。
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順菜 正太郎
順菜正太郎は時計坂高校一年だ。
正太郎は入学式の日に、突然、すれ違った”美少女”に一目惚れしてしまう。
同じ学校の生徒のようであったが、そのときは名前を聞くこともできず見惚れてしまうだけであった。
彼女への思いは日に日につのるばかり・・・。
そんなある日、校内で、”彼女らしき人物の後ろ姿”を見つけ、思わず後を追いかけたのだった。
演劇部部長・徳大寺ヒロミ
”彼女らしき人物”の後を追いかけると、そこは”演劇部”。
なんと、入学初日に見かけた美少女だと思い、追いかけていた人物は、演劇部部長・徳大寺ヒロミ(男)の変装した姿であった。
そして、正太郎は”美少年好き”のヒロミに目をつけられてしまい、無理矢理演劇部に入部させられそうになるのだった・・・。
”美少女”の正体
そのとき、部室のドアが開いた。
そこに現れたのは正太郎が探していた”美少女”の姿が。
彼女は、演劇部の副部長で名前は、”日比野 真琴”というそうだ。
こうして、真琴が演劇部の部員であることを知った正太郎は、すぐさま演劇部への入部を決意するのであった・・・。
しかし、真琴は、男に触られるだけで、反射的にパンチをしてしまうほどの極度の男嫌い。
さらに、なぜか「正太郎とヒロミが男同士ながら愛し合っている」と勘違いされているようで・・・。
果たして、正太郎は、そんな真琴の心を掴むことができるのだろうか・・・。
順菜正太郎のドタバタな青春劇が始まったのであった。
最後に・・・
以上、『ボンボン坂高校演劇部』のレビューであった。
1990年代前半を代表する少年ジャンプのギャグ漫画だろう。
同性愛を絡めたストーリーも斬新で、ギャグの切れもあり、基本的に一話完結型のギャグ漫画なので読みやすい印象。
この頃辺りから、作者の高橋ゆたか先生の青年誌のようなキャラクター描写が見えてはいたのだが、やはり数年後、青年誌へと活躍の場を移してしまった。