明稜高校第26代目生徒会会長、梧桐勢十郎。
しかし、彼は超ワガママで超外道、生徒はおろか、先生までも支配しているという。
そんな生徒会に、転校してきた青木速太が入ることになったのだが・・・。
私立明稜高校を舞台に、生徒会長・梧桐勢十郎と彼の周囲で起こる様々な騒動が描かれた学園生徒会漫画である。
『明稜帝 梧桐勢十郎』とは
週刊少年ジャンプ1997年52号から1999年52・53号まで連載してい学園生徒会漫画。
作者はかずはじめ、単行本は全10巻となっている。
1997年に本誌に掲載された読み切り作品「外道」をベースとして、本格連載となった。
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転校生・青木 速太
速太は”ある事情”によって、明稜高校に転校することになった。
転校初日、通学中に、明稜高校の生徒が不良に絡まれているのを見つける。
しかし、その”絡まれていた生徒”は、簡単に不良たちを返り討ちにしてしまった。
その姿は、まるで”悪魔”のようであった・・・。
速太は、前にいた学校で成績が優秀だったこともあり、先生から「生徒会」へ入ることを勧められる。
先生の頼みとあり、断り切れなかった速太は、気持ちがあまり乗らないまま、生徒会のドアを開くのだった。
生徒会会長・梧桐勢十郎
そこにいたのは、不良を返り討ちにしていた”悪魔”であった・・・。
名は梧桐勢十郎。
彼こそが”明稜高校第26代目生徒会会長”であったのだ。
結局、超わがままの勢十郎の下で”見習い”として、生徒会で働くことになった速太。
過酷な毎日であったが、速太は辞めることができなかった。
なぜならば、辞めるというと、「傷つけられるのではないか」と恐れていたからであった・・・。
イジメられていた過去
速太が傷つけられるのを恐れている理由、それはイジメにあった。
速太は、イジメが原因でこの明稜高校に転校してきていたのだった。
そして、あるとき、当時イジメていた不良たちが再び現れ、またしてもイジメが始まったのである。
勢十郎の過去と言葉の真意
すぐさま、自分がいじめを受けていることを勢十郎に見抜かれた速太。
そんな速太の姿をみて、勢十郎は”厳しい言葉”を浴びせる。
ついには、逃げ場のなくなった速太は自殺を考えるも、ふとしたことがきっかけで、勢十郎が浴びせてきた”言葉の真意”に気づくのであった・・・。
そして、勢十郎もまた”自分と同じような過去”を持っていたのだった。
勢十郎の言葉から勇気をもらった速太は、不良に立ち向かうことを決める。
すると、その姿を見た、勢十郎が加勢に現れた・・・。
こうして勢十郎から、多少?認められた速太は、”正式に”生徒会へと入ることに。
しかし、この生徒会に入ったことがきっかけとなり、勢十郎や、彼の周囲で起こる様々な騒動に次々と巻き込まれていくのであった・・・。
最後に・・・
以上、『明稜帝 梧桐勢十郎』のレビューであった。
超わがままな主人公にも関わらず、絵柄やキャラクターがウケ、多くの女性読者から人気を得ていた。
内容的にはドタバタな日常であったり、ときに暴力を必要としたものであったり、真面目な話であったりと、色々な話のバリエーションが詰まっていて面白いだろう。
生徒会モノ好きには是非とも読んで頂きたい、作品である。