あるとき、自称・宇宙人がやってきた。
彼は宇宙一の天才的な頭脳と美貌、そして最悪な性格の持ち主・ドグラ星第一王子・・・人呼んで「バカ王子」である。
地球人たちは、そんな彼の暇つぶしという名の”悪巧み”に苦しめられていくのであった・・・。
地球にやってきた宇宙人・バカ王子を中心として展開されていく、オムニバス漫画である。
『レベルE』とは
週刊少年ジャンプ1995年42号から1997年3・4号まで連載していたSF漫画。
作者は冨樫義博、単行本は全3巻となっている。
「幽☆遊☆白書」終了後に、月1連載として開始された。
アシスタントを一人もつけずに、一人で描き切ったようである。
『少年ジャンプ+』で読める!

「少年ジャンプ+」は、その名の通り週刊少年ジャンプの”過去の名作”から”最新の作品”までが楽しめる集英社のマンガアプリ。
さらには、ここでしか読めないオリジナル連載漫画も。
基本1~3話程度は無料、4話以降は有料となっているが、毎日ログインをすることでポイントを貯めれば、その続きをポイントを使用することで「無料」で読むことも可能となっている。
アプリはiOS版、android版ともに絶賛配信中である。
ここがオススメ!
筒井雪隆
謎の男
謎の男は、宇宙船墜落の衝撃で、事故以前の詳しい記憶をサッパリと失ってしまった、という。
雪隆を前に「自分は宇宙人だ」と言い張るのだが、雪隆は当然信じずに追い出そうとする。
しかし、近くで宇宙船らしきものが発見されたニュースが放送され、高層階から飛び降りても平気なその男の姿を見た雪隆は、この男が本当に”宇宙人”だということを徐々に信じていくのであった。
男の”正体”
その”謎の男”の正体は、バカ=キ=エル・ドグラ。
ドグラ星第1王子で通称「バカ王子」、本物の宇宙人であった。
そして、あるとき、そんなバカ王子を追う、謎の組織が現れる。
さらには、安否不明の王子を探すため、ドグラ星王立護衛軍が地球にやってきて、王子を巡る物語は大変な事態へとなっていくのであった・・・。
こうして、雪隆と宇宙人たちの奇妙な生活が始まったのである・・・。
最後に・・・
以上、『レベルE』のレビューであった。
「幽☆遊☆白書」での溜まったストレスをぶつけたのか、冨樫先生がとにかく好き放題描いている印象。
とてもユーモラスな作品になっているので、読んだことがない方には、是非とも読んで頂きたい漫画である。