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【打ち切り漫画レビュー】無刀ブラック

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こんにちは、takaです。

 

今回は2013年25号から連載が開始され、2013年36号で連載終了となった「無刀ブラック」のレビューをしたいと思います。

「無刀」というタイトルの通り、主人公は刀を持たず、無駄な争い、不殺はしないという設定でした。

読者アンケートが相当悪かったのか、それとも作者の精神面・体調面の問題だったのか、久しぶりの12話での終了となってしまいました。

 

主人公は刀を持たず、敵も傷つけず

 

天下のお膝元・江戸。
全国からあらゆる猛者が集まり、その腕を振るわんと武道場がそこかしこに開かれ、今や日夜白刃舞う一大激戦区となっていた。
とある春、ひとりの男がまたしてもこの地に新たな道場を開いた。

その男の名は”黒月雪路(くろつき ゆきじ)”

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見るからにひ弱で頼りなげな風体に加え、その流派は戦う術である「刀」を持たないという。
当然のことながら、いつまで経っても道場に入門する者は訪れず、閑古鳥が鳴いていた。

痺れを切らした大家の藪は「このまま門人がいないままでは、いずれ道場を出て行ってもらう」と雪路に告げた。

仕方なく町に出て道場の宣伝をしようとした雪路だったが、争いごとを目撃してしまう。

仕方なく仲裁に入った雪路は、そこで一人の少年と出会ったのであった。

 

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まず”無刀ブラック”というタイトルがオシャレ。

それに尽きる、それだけに尽きる。

 

「相手を傷つけないように戦う」と聞くと、どうしても「るろうに剣心」を思い出してしまいますね。

「相手を傷つけないで戦う」ということは「本来の強さを隠して戦う、手加減して戦う」ということ。

そうすると、その設定を生かすには、どうしても戦う相手は”格下”になってしまいバトルシーンの緊張感がなく面白味がなくなるような気がしてなりません。

それに雪路の戦い方が”基本的にかわしたり、相手の力を利用したりするもの”なので、お互い打ち合いになるような激しい展開にはならず、やはりバトルシーンは読んでいて地味だったかなあと。

 

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なぜ打ち切りになったのか

 

 

序盤からモヤモヤがたくさん

 

なぜ雪路は傷つけないように戦うのか、なぜ道場を開いたのか、そもそも雪路は何がしたいのか・・・などなど、1話目からページ数の割りに何も解決することなく疑問点だけが多くて、読んでいてすごいモヤモヤしてしまいました。

これらの疑問はもちろん後々解決はしていくのですが、その提示までの時間がかかりすぎたような感じがします。

「実はこういうことでした!」と、もう見限った辺りで答えを遅出ししてくるので、もう興味が持てないんです。

そういう序盤で知っておきたいような諸々の疑問の答えを提示するまでに時間がかかりすぎたり、退屈させてはダメ。

「実はこういうことでした!」で「あ~、なるほど、だからか!」とはなるのですが本当にそこに辿り着くまでが退屈です。

そういった理由がわかった上で読み返すと、なかなか面白いだけに・・・。

 

 

全体的な説教くささ

 

相手を傷つけることなく倒すにはどうすればいいのかというと、やはり相手の戦意を喪失させたり、改心させることでしょう。

つまり雪路が相手を改心させるために説得・・・説教をする場面が多く、全体的に説教くさくなってしまっています。

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たまーにならばいいのでしょうが、それが毎回も続くと、さすがに読んでいて退屈になってしまうというか。

最後の方で「なぜ今までこんなに雪路で説教くさかったのか」がわかるところもあるにはあるのですが・・・。

そこまでの過程が退屈なら、どんな面白い理由があっても意味がないですよね。

そもそも説教で面白くするのって相当難しいというかテクニックがいるような気がします。

やっぱりバトルモノだった以上は、説教よりも爽快感のあるバトルシーンを描いて欲しかったです。

ただ、そう思って読み返すと、もしかしたら作者はちゃんとバトルにおける”爽快感”を取り入れてたんじゃないかなあと思う部分もあります。

しかし、読者側の望んでいる”爽快感”とは差異があったのではないでしょうか。

やっぱりこちら側が求める爽快感って血がドバッ!と出たり、腕がブシュ!と切れたり血みどろのものなんですよねえ。

作者側の描いていた爽快感ってもしかすると、悪者が”改心”するっていうことだったのでは。

でもそれは果たして爽快・・・・うーん。

 

 

 

やはり、全体的な説教くささのウケが悪かったように思えます

それに加え、相手を不殺させる戦い方なこともあって、地味なんですよ。

最終的には綺麗にまとまっているのを見ると、ストーリー的なことは最初からすべてのことを上手く構想していたのかもしれません。

しかし、その分、描きたいことだけを描いていて、それ以外のものが伝わってきませんでした。

これはすごい言葉では説明し難いのですが・・・うーん。

描かれている以上のものがないというか・・・うーん。

とにかく読んでいると「うーん」ってなってしまうんです・・・。

でも、せめても綺麗にまとまっていたことと、ラストの展開が実は〇〇に繋がるっていうのは面白くて良かったです。

 あともう一度言いますが、タイトルがオシャレ。

 

 

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