日刊中年ジャンプ!

【打ち切り漫画レビュー】ラブラッシュ!

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こんにちは、takaです。

今回は2016年38号より連載が開始され、2016年50号で連載終了となった「ラブラッシュ!」をレビューをしたいと思います。

ニセコイ」連載終了後、すぐのラブコメ枠連載でした。

同時期にお色気満載の「ゆらぎ荘の幽奈さん」が連載していたこともあり、そちらと差別化を図るためか、お色気要素は薄めで真面目なラブコメをしていた感がありました。

やはりどちらがウケるかというと話題にもなりやすいお色気色が強いほうなのでしょうか。

 

主人公は”男の中の男遺伝子”をもった高校生

 

白馬レイジ(はくば れいじ)は生まれながら”特殊な遺伝子”を持っていた。

その遺伝子の名は”男の中の男遺伝子”

「子孫を残すために女性を惹きつける」力がとても強いらしく、この遺伝子をもったレイジはとにかく世の女性からモテまくるのだ。

 

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そんなある日、レイジの前に空から女の子がやってきた。

その名はココロ=ロコ=ロココ

彼女はなんてキューピッド族の王女だったのだ。

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どうやらレイジの「男の中の男遺伝子」は”人間以外にも”効果があるようで、ココロとの出会いをきっかけに様々な人外から好まれることに・・・。

 

 

ブコメに特有の「主人公がなぜかモテまくる」という疑問に対して「それはモテまるくる遺伝子のせい」と、ある種の答えを最初に提示してきたのは面白いですね。

話の展開にスピード感もあるし、何よりコマ割りがごちゃごちゃしていないから本当に読みやすい。

もちろんコマ割りを工夫することで作品に雰囲気を出したりすることにも繋がるのでしょうけど、ジャンプだし、やっぱり読みやすさを考えるとこれくらいのコマ割りでいいと思います。

”人外にもモテる”ことや、タイトルの”ラブラッシュ”、そして一話目の最後に50キャラくらい人外が出てきたので「これは・・めちゃくちゃキャラが出てきて誰が誰かわからなくなるやつだ」と思っていたのですが、そんなことはなくて最後まで登場人物もごちゃごちゃさせずに進めていたところも好感がもてました。

 

 

なぜ打ち切りになったのか

 

男の中の男遺伝子とシリアス展開

 

何をせずとも女性にモテまくる”男の中の男遺伝子”

「なぜラブコメの主人公はモテるのか」という疑問に対して、ひとつの答えを出していたところは面白かったと思います。

しかし、それ以上に面白くなるところはなかったように思えました

むしろ、話が進むにつれて邪魔になっていきました。

まず、そのモテまくる状況をまったく喜んでいない主人公を見ていて共感できる男読者は一人もいなかったということもあるのですが、こんなアホな設定にしたのに徐々に物語がシリアスな方向に向かっていくので、最初のアホ設定との温度差を感じてしまいました。

 

 

最初からシリアスな展開にしたかったのならば、アホな設定はいらなかったように思うし、アホな設定でやりたかったのなら最初から最後までドタバタラブコメで突っ走るべきだったと思います。

ただ、直前までドタバタラブコメをやっていた「ニセコイ」、お色気満載で人気のある「ゆらぎ荘の幽奈さん」が連載中であるだけにどうしても、そこと食い合わないようにするために「違うところ、違うところ」と探るうちにこうなったような可哀想な感じもしますが。

 

 

 

早く告白したばっかりに

 

レイジは思いを寄せる幼馴染のシズクに序盤で告白します。

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もちろん、今まで”男の中の男遺伝子”が利かず、恋愛心を持っていなかったレイジに対して”恋人として意識させる”という点で非常に重要になってくるシーンです。

が、この早期に告白させたことにより、ヒロインでもあるココロのポジションがシズクのライバルポジションから完全にレイジとシズクを応援するポジションになってしまって完全にキャラとして死にました。

応援ポジションについて、毎回空回りするココロが痛々しいというか・・・。

しかも告白したからといって、シズクの心情の変化が目立って面白くなるわけでもなく・・・。

最終回辺りに描いていた”実はココロとレイジは幼い時に出会ってました”という話を出し惜しみしないで、序盤に描いておけば、ココロのポジションも死なないしレイジの中でココロの存在が大きくなって”ココロとシズクで揺れ動く”みたいな展開になって面白くなったような。

 

 

 

ニセコイ」のすぐ後だっただけに、”主人公はモテるのに一途”だとか「ニセコイ」の逆をいっているような内容は良かったのですが、それが面白い方向に転びませんでした。

今までジャンプにはないようなラブコメを目指していたのかもしれませんが、やっぱり少年誌のラブコメって「ゆらぎ荘の幽奈さん」だとか「To Loveる」のように分かり易くバカとかエロとかに振り切っているほうが読んでて楽しいんですよね。

連載時期のタイミングもあったのでしょうが、そういった意味では今のジャンプに求められているラブコメではなかったように思えました。

 

読みやすかっただけに残念・・・・。

 

 

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