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【打ち切り漫画レビュー】パジャマな彼女。

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こんにちは、takaです。

 

今回は2012年13号から連載が開始され、2012年40号で連載終了となった「パジャマな彼女。」のレビューをしたいと思います。

2012年のこの頃は「ニセコイ」「恋染紅葉」「パジャマな彼女。」の恋愛漫画三つ巴となっていました。

結果的に「ニセコイ」だけが生き残りましたが、この「パジャマな彼女。」は恋愛に加え、ホラー、ミステリーと色々な要素を詰め込みなかなか面白い作品となっていました。

 

 

ヒロインが幽霊に?驚きの第一話

 

目覚 計佑(めざまし けいすけ)は高校一年生。

計佑には、幼馴染の音巻 まくら(おとまき まくら)がいた。

まくらは母親を早くに亡くし、父親と暮らしていたが家にほとんどいることがなく、計佑の家で毎日ご飯を食べていた。

そんなこともあってかまくらとは子供の頃からの腐れ縁、計佑にとってまくらは近すぎて何なのかよくわからない存在にまでなっていた。

 

そんなあるとき、まくらが家に帰らずに行方不明になってしまう。

色々な場所を探しが見つからない、しかし、計佑には唯一の心当たりがあった。

それは子供のころにまくらと一緒によく遊んでいた”ひまわり畑”

”ひまわり畑”に向かうとそこには、ベンチで眠っているまくらの姿が。

さっそく連れ戻そうとする計佑だったが、母親から電話がかかってくる。

「まくらが植物園で倒れていた、病院に運ばれた」

それでは目の前にいる、まくらは一体・・・・。

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 一話目からヒロインが死亡とは結構悲壮感の漂うスタートだぜ・・と思ったのですが、実際は死亡してなく、”眠りから覚めない”というライトなものでした。

これについては色々な意見があったようですが、少年誌なのだし、”死んではいない”という救いがあるこの形で良かったと思います。

主人公、ヒロインの両方に好感は持てるし、この先どうなるのか気になる展開もあって面白いスタートを切ったのではないでしょうか。

 

 ラッキースケベが満載

 

さすがジャンプのラブコメだけあって、ラッキースケベが満載です

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度々出てくるのでちょっとしつこいかなあとも思うのですが、読者サービスの面で、もはや必要不可欠な要素なので素直に楽しむしかないでしょう。

 

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 こういう「うどん」をただ食べるシーンをわざわざエロく見せたりだとか、作者の「どうにかエロくしなきゃ」という頑張りが露骨にわかるところが、ラブコメのいいところです。

毎回思うのですが、こういうのは何をやってるときに思いつくんですかね。

私生活をしていて、「あ~、なんかうどんでエロく描けそうだわ」と何をきっかけにして思いつくのでしょうか。

俺はラブコメ作家は絶対に変態(誉め言葉)だと思っています。

 

なぜ打ち切りになったのか

 

最初こそ、なかなかの好スタートを切ったのですが・・・

 

詰め込んだ要素のバランスが・・・

 

この漫画には、ラブコメ要素の他にもホラー(幽霊)、ミステリー(ヒロインが起きない原因)、といった要素も組み込まれています。

最初はこの3つが上手く回っていたように思えましたが、徐々にこのバランスが崩れ出し、ある回ではラブコメ要素に100%振られ、ある回ではミステリー要素に100%振られ、というようになって結果的に3つの要素が噛み合ってないように思えました。

3つの要素のどれかをメインにやると、残った要素が停滞する・・・。

これによって全体的に「何をやりたいのか」という”迷走感”を生んでしまっていたような気がします。

キャラに魅力がないだとかなんだとか、そんなことよりもここが一番の原因のように感じました。

 

そんなこともあってなのか、まとめに入ったためなのか途中からホラー、ミステリーといった要素がすべてなくなり、普通のラブコメになっていきました。

もちろんここからの話はクライマックスに向けて、”まくら”のことを”計佑”が恋人として意識しだす、という部分で必要な話だったと思います。

しかし、最初に興味を惹いた2つの要素が急になくなってしまったために、読み続けるのは本当に辛かったです。

 

 

やりすぎた襲われシーン

 

途中、旅行先で計佑に思いを寄せる”白井 雪姫”が不良2人組に襲われるというシーンがあります。

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計佑と雪姫を急接近させるためにも良いですし、読者にとってはサービスシーンにもなったように思えますが、だいぶ力技すぎたような感じがしました。

ついさっきまでジャンプっぽいラブコメをやっていただけに、急にリアル感が出て引いてしまったというか・・・ナイフ出されると生々しいというか・・・。

助けに入った計佑はボコボコにされた上にナイフで刺されるし、雪姫はすごいトラウマになるだろうし、一緒に旅行に行った仲間も嫌な思い出になるだろうし、読んでるこっちは気分暗くなるしで、誰も得をしなかったとても残念なシーンに思えました。

あまりにも急なリアル感だったので、読んでいて引いた方も結構いたのではないのでしょうか。

 「い、い、いやいや!ああああそこは興奮しま、しました!」という危ない性癖の方は落ち着いてください。

 

 

 

 

出だしは本当に面白かっただけに、その反動でただのラブコメになったときは本当に残念でした。

とにかく要素が噛み合わなかった。

自分の中では、そこでプツンと終わってしまったので興味を持って読み進めることができなかったのですが、なんだかんだでそこからもしっかりと仕上がっています。

最終話のハッピーエンドなのになぜだか”切なさ”が残るラストは良かったです。

それだけにもっとテーマを絞れば・・なんなら最初から”ラブコメ”だけを前面に出していけば、化けた可能性もあったかもしれませんね。

ちなみに濱田浩輔先生が現在連載している「はねバド!」のアニメ化の影響があってか、パジャマな彼女。」が上・下巻の新装版として発売されています。

 

 

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