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【打ち切り漫画レビュー】改造人間ロギイ

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こんにちは、takaです。

 

今回は2015年13号から連載が開始され、2015年24号で連載終了となった「改造人間ロギイ」のレビューをしたいと思います。

法律も警察も対応できない無秩序な世界での改造人間による能力バトル漫画。

雰囲気はとても良かったのですが、肝心の主人公に何をさせたかったのかわかりずらく、善でも悪でもない、どっちつかずというポジションを魅力に結びつけることができないまま連載終了となってしまいました。

 

 

人体改造パーツが出回る世界、主人公は悪!?

 

「改造部品」という移植型人工生体機能によって、人間が自由に身体改造をできるようになり、その結果、法律も警察も対応できない無秩序な世界となっていた。

そんな中、改造した鼻を使い、人や物のニオイを追う”追跡屋”として仕事をしていた”犬”と呼ばれる青年がいた。

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 ある時、”犬”は「メンバーを半殺しにした犯人を探し出せ」という仕事を請けることになった。

さっそく仕事に取り掛かる”犬”であったが、仕事中に強盗被害に遭ってしまう。

そして、強盗犯を追う”犬”の前に一人の改造人間が現れた・・・・

その名はロギイ、どうやら彼は”処分屋”をやっているようで・・・。

 

連載開始となった2015年13号の表紙の悪役のようなイラスト、「史上最凶の主人公」という煽り、

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ダークヒーローの誕生を予感させるようなインパクトのある大変良いものだったのではないでしょうか。

ジャンプっぽくない主人公、”改造人間”という設定も面白そうで個人的には期待をしていました。

ちなみに連載になる前に”読み切り版”も2話ほどあったそうですが、そちらのほうは読んでいません。

 

なぜ打ち切りになったのか

 

期待はしていたのですが、やはり上手くはいかず・・・。

 

絵だけではわかりにくい

 

絵だけではわかりにくく、セリフがあってようやく状況が理解できる場面が多々ありました

そこまでサラサラと読めていたのに急にそこでブレーキがかかって、「ん?何が起きた?」とじっくり見直さなければならなくなり、どうもその部分でストレスを感じてしまいました。

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このコマだけみて、「足が引っかかって転んだ」とわかる人はいるでしょうか。

ちなみにわかった状態で見ても、正直、未だによくわかりません。

何が起こったんだ?→「おめーの足が引っかかったんだよ!」というセリフで足が引っかかったことに気づく→もう一回足が引っかかったコマを見直して確認する・・・

こういう風に読んでいてページに戻ったり、前のコマを見直す作業って地味にストレスを感じてしまいます

全体的に画力が高いだけに、こういうところをしっかり描けば良かったのに・・・と思ってしまいました。

 

改造人間というより・・・

 

「改造人間」と聞いた以上、メカメカしいようなものを想像していたのですが、実際は能力バトルのようなもので改造人間感をまったく感じることがありませんでした。

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改造人間というものに期待をしていただけに”火を操れたり””水になったり”を見ても「ああ・・結局こういうのか」と思ってしまったことは事実です。

まだ、主人公であるロギイが面白い改造能力でももっていれば良かったのかもしれませんが、コピー能力?のようなものだったのでしょうか、よくわからなかったのが残念です。

 

なんだかよくわからない”オリジナル”

 

途中で”オリジナル”という要素が出てきます。

と、いうかこの”オリジナル”がこの作品の重要なキーポイントだったでしょう。

人類の移植臓器・輸血不足解消・・その目的として作られたのが”オリジナル”、わかりやすく言えばクローン人間のようなものでしょうか。

そのクローンを作る中で、副産物としてできたのが”改造部品”つまり能力パーツのようなもので、それを必要としている人間たちがそれ買い改造人間ができる・・・ということのようです。

このオリジナルの説明が一回読んだだけではわからず、本当に分かりづらい。

それに”オリジナル”の説明がこれで合っているのかもわかりません。

重要な部分だったからこそ、誰にでもわかるように描いて欲しかった。

しかも、このオリジナルの説明があった回に、どうなっているのかよくわからない戦闘シーンもあったので、ここで「ふう・・・もういいか」となった人もいたのではないでしょうか。

 

ロギイは何がしたかったのか

 

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結局のところ主人公であるロギイは何をしたかったのか、改造人間としてどう凄かったのか、善だったのか悪だったのか、などなど不明瞭の部分が多い状況で話がズンズンと進んでいってしまうので、ロギイに魅力を感じないままでした。

少なくても”ロギイの目的”はハッキリとさせるべきだったかなと。

やはり「ドラゴンボールを集めるぞ!」「海賊王になるぞ!」といった主人公の目的を明確にすることがジャンプで連載している以上は必要だったと思います。

テクニックの中で、目的をボヤボヤにしながら話を面白く進行させる方法もあるのでしょうが、ジャンプでは「〇〇ってどんな漫画?」と聞かれたときに子供でも「~する漫画」とすぐ答えを出せるように、まずは主人公の目的を明確にすべきです。

「改造人間ロギイってどんな漫画?」と聞かれたら、ハッキリ答えられるものが何もありません。

 

しかし、読んでいると雰囲気作りのためなのか、意図的に作者がこのようにロギイを”何をしたいのか、どうなるのかわからない”ように描いているような感じもするので、判断が非常に難しいところです。

ですが、結局、意図して目的をボヤボヤにしていたとしても、それが面白さには繋がっていなかったので、やはりはっきりと明確にするべきだったのでしょう。

 

 

 

 

色々とハッキリとしていない部分が多く、全体的にモヤモヤしていたなあという印象がありました。

少年誌で連載をするには、こういう漫画の作り方は難しいように思います。

少年ジャンプっぽくない主人公や話の雰囲気は良かったように思えますので、気になった方はいかかでしょうか。

 

 

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